在学生の声、修了生の声

在学生の声

人間文化研究科 人間科学専攻 後藤 早貴さん

深く中身の濃い学び合いができる環境が魅力

自分とは異なるバックグラウンドを持つ同級生や先輩、そして先生方とともに、少人数のアットホームな雰囲気で、深く中身の濃い学び合いができる環境が気に入っています。また、多様な視点から意見を伝え合い、それが新たな発見や議論のテーマにつながり、学ぶ楽しさを感じさせてくれます。英語の授業が特別支援学校では少ないことを知ったことから、英語学習の意義について研究しています。英語学習は、障害などに関わらずすべての子どもに有益なもの。英語を学ぶことは、語学力だけでなく、コミュニケーション力や人間関係形成力を高め、人生を豊かにできるものではないかと考えています。前例が少なく、修士の2年間では完結しない壮大なテーマですが、納得がいくまで探究し続けていきます。

人間文化研究科 人間科学専攻 鈴木 捺津美さん

日本の保育をより良くしたい、漠然とした想いが具体的に。

現場で経験を積む中で「日本の保育をより良くしたい」という気持ちが強くなり、大学院へ進学しました。大学院では、保育の質と保育者1人あたりの子どもの数との関連性について研究。日本の保育は保育者1人あたりの子どもの数が他国と比べて多い点に着目し、保育者1人あたりの子どもの数が少なければ保育の質は上がるのか、また、そもそも保育の質とは何か、保育者へのインタビューを通じて分析しています。進学して良かったことは、漠然としていた「日本の保育をより良くしたい」という思いが具体的になったこと。同時に、保育を冷静に見つめる力が身につき、日々の仕事にも生かされています。丁寧なご指導をしてくださる先生が多く、わからないことがあっても安心して研究に向き合える環境が魅力です。
(愛知文教女子短期大学 助教)

修了生の声

人間文化研究科 地域文化専攻 修了 丸山 知沙さん

学びたいこと、やりたいこと、自分とも向き合う機会に。

現代の学校教育では、学んだ知識を社会で活用できるようになる「生きる力」の養成が重要視されています。この「生きる力」と、自分と向き合う「自己対話」は、どちらも「自分自身で考える」という部分が重要になるため、強い関連性があるのではないかと考えています。そこで、英語の授業に「自己対話」を取り入れた指導案を提案できないかと研究中です。少人数制のため、学びたい内容や興味のあるテーマを先生と相談して授業に取り入れてもらえるのも研究科の良いところです。授業や課題を通して「学びたいことは何か」「やりたいことは何か」を問われる機会が多く、自分自身について深く考えることができた点からも大学院に進学して良かったと感じます。

人間文化研究科 地域文化専攻 修了 竹林 玉恵さん

英語教授法や指導法が教育現場で役立っている。

現在、中学校で英語教師として勤務しています。大学を卒業して知識も実力も足りないまま教壇に立つのではなく、英語教授法や実践的な知識を得たいと強く感じたことから大学院で学びました。大学院では、アメリカ文学や言語学、英語教授法、テスト作成方法、多方面に配慮した学習方法などさまざまな分野を学修。さらにCLL(Community Language Learning)という英語教授法を研究し、専修免許も取得しました。学力下位層から上位層、特別な配慮が必要な生徒が1クラスに集まる現在の教育現場で、大学院で学んだ英語教授法や多方面に配慮した学習方法、言語学で学んだ言葉選びを実践しています。英語教授法や指導法について研究した大学院での経験が現在教師として働く自信にもつながっていると感じます。
(東海市立上野中学校勤務)

大学院