審査基準
学位申請者が提出した修士論文は、主査1名(主指導教員)、副査2名(副指導教員)が口述試験を含む審査を行い、研究科委員会において合否を判定する。
授与される学位は、人間科学専攻では修士(人間科学)、地域文化専攻では修士(地域文化)となる。両専攻共通の修士論文の審査基準は以下の通りである。
審査基準
- 研究テーマの適切性:研究テーマが明確であり、研究目的の意義や必要性が述べられており、課題設定が適切になされていること。
- 先行研究に対する考察の適切性:研究テーマに関する先行研究について、適切に収集され、十分に考察され、明確に整理されており、先行研究を一定程度超える発想や着眼点を有していること。
- 研究方法の適切性:研究の方法、対象となる資料・調査データ等の収集と考察が適切であること。
- 論理展開の適切性:論理展開に整合性や一貫性があり、課題設定に対して適切で明確な結論が提示されていること。
- 論文作成の適切性:論文全体が適切で明確な表現として記述され、章構成・引用・注・図版等の体裁が整えられていること。
- 倫理的配慮の適切性:研究方法、研究対象等における調査データの収集、保管等に関して、適切な倫理的配慮がなされており、学内の研究倫理規程を遵守していること。
- 口述説明の適切性:論文の趣旨について適切かつ明確な説明がなされており、審査員の質問に対しても適切かつ明確な回答がなされていること。