2025.11.07  プレスリリース

新・情報科学部PRに疑似体験オンラインゲーム公開 日本初の開発、桜花学園大学の上原准教授

新・情報科学部PRに疑似体験オンラインゲーム公開 日本初の開発、桜花学園大学の上原准教授

桜花学園大学(愛知県豊明市 大谷岳学長)が2027年度に開設構想中の情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科(仮称、定員80名)をPRするため、新学部設置準備室の上原隆司准教授(数理生物学)が、新学部の4年間の学生生活を疑似体験できるようなオンラインゲーム「桜花SDS体験入学ゲーム」を開発し、公開しました。オンライン上で双六(すごろく)のようにサイコロを振ってマス目を進み、「プログラミング基礎」「データで学ぶ健康管理」などの授業に出て単位を取得したり、アルバイトでお金を稼いだりしながら卒業を目指す内容です。新学部の広報を目的に大学がオンラインゲーム(ブラウザゲーム)を開発したのは日本で初めてとなりますので、ぜひ、ご取材くださいますようお願い申し上げます。

 

ゲームのURL  https://www.ohkagakuen-u.ac.jp/datascience/games/taiken/game.html

 

桜花SDS体験入学ゲームの内容・遊び方

 ・SDSは情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科の略称。SDSの専門科目の5領域「社会課題」「データスキル」「データリサーチ」「総合」「教職」の取得単位が合計10単位になると「卒業」できる仕組み。実際の卒業に必要な単位数は124ですが、ゲームのプレー時間を考慮して調整しました。

・スマホでもPCでも遊べますが、スマホ用に最適化されています。最初にゲームのURLをクリックし、プレーする人数を入力して、「入学」ボタンを押せばゲームがスタート。人間以外に、コンピューターも同級生になって一緒に学生生活をエンジョイする仕組みです。

・サイコロを振り、マス目を進むと「教職入門の授業を受ける」「サークルに入って恋人ができた」「アルバイトに明け暮れる」などのイベントが次々と起こり、単位数が増えたり、所持金が増減したりします。

・就職を決め、必要単位をそろえると無事に「卒業」。最終的な所持金額に応じて順位が決まりますが、学業と遊びの両立が推奨されています。

 

ゲーム開発の経緯と紙版の実演

 ・新学部設置準備室では情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科をPRするための紙製ゲーム(紙版)を2024年に開発しましたが、上原准教授が「せっかく情報科学部ができるのだからスマホで遊んでもらえるようにしたい」と考え、202510月に開発に着手。プログラミング言語の「JavaScript(ジャバスクリプト)」のコードについてAIを使って情報取集しながら試行錯誤し、わずか1ヶ月で完成にこぎつけました。

・紙版は118日(土)、9日(日)に学園祭と同時開催のオープンキャンパスで公開し、どなたでもプレーすることができます。会場は724教室(7号館2階)で、時間は午前10時半から1215分までです。

                                         

新たな情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科2027年度設置予定、定員:80名)の概要

 ・デジタル分野などへの転換を促す大学・高専機能強化支援事業の支援先として桜花学園大学が2023年に選定され、大学改革支援・学位授与機構より助成金を受けて設置準備を進めている。

・取得できる免許や資格: 高等学校教諭一種免許状(情報)/情報処理士/上級情報処理士/データサイエンス・AI実務パスポート/上級データサイエンス・AI実務パスポート

・主な科目:ソフトウエア開発、プログラミング、データで学ぶ日本語表現、データで学ぶ心理学、確率統計、マーケティングデータリサーチ、PBL実習(地域課題解決型授業)、教職科目

 

ゲームを開発した上原隆司(うえはら・たかし)准教授の略歴とコメント

 ・山口県宇部市出身。44歳。

2009年、九州大学大学院理学府生物科学専攻博士課程修了、博士(理学)。専門は数理生物学。

2015年に名古屋短期大学保育科に着任し、現在は准教授。20259月より桜花学園大学准教授を兼任している。

「実際に学生たちにこのオンラインゲームをデモ体験してもらって、面白かったと言ってくれたのがうれしかった。本学のオープンキャンパスに来ることができない方も、このゲームを通じて新学部を疑似体験してもらいたい。これまで数理生物学の研究でプログラミング言語のC言語を使用してきたが、JavaScript(ジャバスクリプト)についてはAIの力を借りながら独学で学んだ。AIがいつも正しい情報をくれるわけではないので、ゲームが正しく動くか、しっかり見定める力が必要だった」

 

桜花学園大学・名古屋短期大学に関する基本情報

 ・学生数の減少:20255月現在の学生数は名古屋短大が456人、桜花学園大学は730人で、5年前と比べそれぞれ394人、195人減少しており、18歳人口減少の影響は否めない。

・男女共学化:2024年度から大学、短大ともに共学化されたが、男子入学者の割合は2024年度が短大で約2%、大学で約7%、2025年度が短大で約3%、大学で約7%にとどまっている。

・名古屋短期大学保育科は1955年に設定され、以来、約15000人の保育士を輩出している。2027年度に中部地方初となる保育科通信教育課程(仮称)を開設予定。

 

今回の取材の問合せ・申込先

桜花学園大学・名古屋短期大学 広報プロデューサー

若松亮太(元・共同通信社社会部記者、本学助教)

郵便番号 470-1193 豊明市栄町武侍48    TEL: 0562-97-5503  FAX: 0562-98-1162

Mail: wakamatsur@nagoyacollege.ac.jp