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2025.12.03 お知らせ
芸術鑑賞会(1年生)で歌舞伎を観劇しました
国際教養こども学科1年生が名古屋市中区の御園座で開催された「吉例顔見世」公演を鑑賞しました。演目は「羽衣」「口上」「鼠小僧次郎吉」でした。
これは、本学で毎年実施している芸術鑑賞の一環です。伝統的な日本の文化を理解することで、留学先で自国の文化の1つとして自信をもって紹介したり、海外の異なる文化を尊重したりできるようになります。
学生のレポートは以下のとおりです。
「今回、初めて本格的な歌舞伎を観ましたが、舞台を通して江戸時代の人々の生活やその時代の空気が伝わってきて、とても物語に引き込まれました。特に、次郎吉が貧しい人々を助けるために盗みを働く姿が印象的でした。お金がなくて命を絶とうとするカップルに『命だけは落とすな』と強く言う場面は、次郎吉の正義感や人情の深さが伝わってきて心に残りました。役者の所作や話し方は、普段の私たちが使うものとはまったく違い、独特の間の取り方や表現が印象的でした。また、こうした文化が代々受け継がれてきたと知ると、日本の伝統文化の深さを改めて感じます。今回の体験を通して、歌舞伎の魅力だけでなく、長く受け継がれてきた日本の伝統の重みや美しさを感じることができ、とても印象深い時間となりました。」
「歌舞伎というものに対し、普段から関わる機会もなく、正直なところそこまで興味はありませんでした。しかし実際観てみると、雪を踏むときの足の動作、お辞儀の角度、声色、など、一つ一つの動きが非常に美しく、とても洗練されているなとひしひしと感じ、感動しました。外国の方も観劇している方もちらほら見かけ、美しいこの日本の伝統文化が後世に伝わっていくのだなと感じ嬉しくなりました。今後留学などで日本の文化を話す際、今日のこの歌舞伎のことを伝えていきたいと思います。素敵な機会をありがとうございました。」