2025.10.31  お知らせ

充実の1年生NZ研修レポート

充実の1年生NZ研修レポート

国際教養こども学科の1年生(8期生)が2025年8月29日〜9月12日にニュージーランド(以下、NZ)のハミルトンで保育研修を行いました。このプログラムでは、学生たちは現地の保育園での実習やホストファミリーとの交流を通じて、保育と異文化に対する理解を深めました。

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ホストファミリーとの生活では、地元の文化や生活様式を体験しました。季節が日本と真逆な南半球のでは天候が悪い日もありましたが、温かい交流が生まれました。郊外での乗馬体験も、貴重な体験でした。

保育実習は、複数の保育園で行われました。特に、マオリ文化に触れる機会も多く、学生たちは現地の保育士から直接指導を受けることができました。学生たちは、子どもたちと遊びながら、保育の理念や実践を学びました。また、マオリ中学校訪問では、現地の生徒たちとの文化交流が行われ、マオリの伝統的な儀式やダンスを体験しました。学生たちは、異文化交流の中で友情を深め、貴重な思い出を作ることができました。

海外研修の後半には、NZの幼児教育カリキュラム「テ・ファリキ」発祥のワイカト大学を訪問し、保育学部の講義を受講しました。実際に体験したNZの保育と照らし合わせながらテ・ファリキやラーニングストーリー(子どもの学びの記録)についての理解を深めることができました。通訳をしてくださった現地で働く卒業生からも刺激を受け、学びを深めることができ大変貴重な機会となりました。

このフィールドスタディを通じて、学生たちは国際的な視野を広げ、異文化に対する理解を深めることができました。今後もこのような貴重な経験を提供し、学生たちの成長を支援していきます。

2名の学生レポーターの感想です。

Aさん:今回のニュージーランド保育実習・ホームステイを通じで、文化の違いを学ぶことができました。私は初海外が今回のニュージーランドで、日本以外の文化を感じることが今までありませんでした。お米がなかなか食卓に並ぶことはなく、洗濯も週一回だったりと慣れないことももちろんありましたが、それ以上に素敵な文化を知ることができました。保育実習では、悪いことをしてしまった子へ注意はもちろんしますが、それよりも、意地悪をされて嫌な気持ちになってしまった子へ「嫌ならSTOP, NOと言わないといけないよ」と指導していたことに驚きました。自分の意思を言葉で伝える。曖昧な表現が少ないニュージーランドの特徴だと感じました。

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Bさん:2週間にわたるニュージーランド研修では、さまざまな経験を通して多くのことを学びました。

ホームステイ先では、私が上手に話せなくても、ホストファミリーがしっかり目を見て聞いてくれ、逆に聞き取れなかった時にはゆっくり分かりやすく言い直してくれるなど、常に温かい環境の中で生活することができました。ホストファミリーに会うまでは不安でいっぱいでしたが、出迎えてくれたときの笑顔でその不安や心配は吹き飛びました。最後まで優しく、温かく接してくれたホストファミリーには本当に感謝しています。

保育実習では、先生や子どもたちが明るく受け入れてくれたおかげで、初日から楽しく取り組むことができました。言葉が通じなくてもジェスチャーを使えば子どもたちとコミュニケーションを取ることができました。ただ、子どもたちに何か伝えたいときに「これを英語でどう言えばいいのだろう」と思う場面が多くあったので、事前にもっと学習しておけば良かったと感じました。私が実習した園では、子どもたちが木登りをしたり虫を捕まえたりするなど、自然豊かな環境で保育が行われていました。子どもたちは自由に好きなことを楽しみ、先生たちは基本的に見守る姿勢でした。日本とは異なる場面を数多く発見でき、とても充実した実習となりました。

休日には、ホストファミリーがビーチや滝に連れて行ってくれ、日本では見られない景色を楽しむことができました。また、クラス全員で集まる機会があったり、先輩が引率してくれたりしたため、研修中も大きな不安はありませんでした。2週間の研修を終えて、こうした経験は自分一人で挑戦しようとすると難しいし、こうした環境が整備されていることはとてもありがたいことだと実感しました。プログラムを計画してくださった先生方、旅行会社の方々、現地で支えてくださった先輩方にはとても感謝しています。

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