シェラトン・グランデ・トーキョーベイホテル勤務 近藤 礼菜さん 英語コミュニケーション学科 2016年・卒(安城高校出身/愛知県)

挫折をしたことで多くを学び、
希望していた職場に就職。

 オープンキャンパスに行った時に、先生と学生との距離の近さから雰囲気のよさを感じたことと、海外研修のプログラムが魅力的だったことから名短を志望しました。ところが希望していた語学留学実習の選考に漏れてしまい、人生で一番と言えるほど大きな挫折を味わいました。そこで次の目標だった教職免許取得をめざして猛勉強。教育実習や試験勉強など辛いことが多く大変でしたが、今振り返ってみると、あの時挫折をしたからこそ、置かれた状況で精一杯頑張ることの大切さを学ぶことができたのだと思います。
 就職は、幼い頃から東京ディズニーリゾート®から帰ってきたお客様に、さらなる夢の続きをお手伝いできるホテルで働きたいと思っていましたので、希望が叶ったときは本当に嬉しかったです。

近藤 礼菜さん

お客様との距離の近さに
責任感とやりがいを感じる仕事。

 現在は、コンシェルジュデスクやシェラトンクラブというVIPエリアの運営に携わっています。クラブレベルフロアを利用されるお客様のチェックイン、チェックアウト業務やハイヤーやバスの手配、レストランの予約、観光案内など、任されている仕事の内容は幅広く、お客様が何を望んでいらっしゃるかを感じ取ることが求められます。
 東京ディズニーリゾート®のオフィシャルホテルという性格上、リピーターのお客様が多いというのが特徴です。特にクラブフロアは常連のお客様が多いため、お客様との距離が近く、「近藤さんに会いに来たよ」と言ってくださるお客様が増えていくことがとても嬉しいです。また最近は外国からのお客様も多くなっています。日本文化に触れていただけるようなおもてなしができるよう、英語力はもちろん、私自身も日本について勉強しなければと思っています。

近藤 礼菜さん

(2017年7月現在)

一日のタイムスケジュール

※早番の場合。
 シフト制のため日によって異なる。

05:00 -
起床
06:00 -
出勤
ラウンジオープンの準備
07:00 -
ラウンジでの朝食対応
早番の業務
10:00 -
通常のコンシェルジュ業務

10:00-11:00

主に外国からのお客様に対して、日本の良さをたくさん伝える機会があることに喜びを感じます。ただ、未熟な英語力に悔しい思いをすることが多いため、英語の勉強は欠かせません。

11:00 -
休憩(1時間)
12:00 -
コンシェルジュ業務
15:00 -
終業、帰宅

15:00 ~

映画鑑賞、東京ディズニーランド®へ遊びに行くなどプライベートな時間を満喫。

22:00 -
就寝

※遅番の際に担当となるカクテルタイムでは、料理をサーブする際にお客様と会話を楽しむことができます。

シェラトン・グランデ・
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近藤さん流 おもてなし術

Q
“おもてなし”をするときに、
こだわっていることはなんですか?
奥が深い言葉遣い。
尊敬する先輩からの学びの日々。
 言葉遣いです。敬語の使い方はもちろんですが、相手に伝わるようにわかりやすい表現とはどのようなものか、とても難しいと感じています。先輩の接客を見ていた時、微妙な言い回しの違いで、お客様の心をこんなにも和ませることができるのかと驚いたことがあります。またスマートな言葉遣いは仕事に自信があるようにも感じられ、早く先輩のようになるためにも、まだまだ言葉遣いを学ばなければと思い、特訓中です。
Q
“おもてなし”をするときの
必需品はありますか?
正確な情報を伝えるためのワンセット。
ボールペンとスケジュールメモです。
 必需品は、ボールペンとデイリーと言われるスケジュールメモです。お客様からいつどんな時に何をリクエストされるかわからないため、すぐに書き留められるように常に携帯しています。デイリーは毎日のパークの情報やホテル内のレストラン情報など、その日の予定のすべてが書き込まれたもので、出勤時に渡されます。その紙に何でもメモしてポケットに入れています。何を尋ねられても、すぐに正確な情報を伝えるためにはどちらも必需品です。
Q
日常の中で一番良く使う英語のフレーズはありますか?

Thank you so much!

(ありがとうございます!)

近藤礼菜さん