安全・安心な学生生活を送るために
サークル活動を装って勧誘している宗教団体について
学内外でサークル活動を装って勧誘してくる宗教団体があります。そんな時には、曖昧な態度をとらずにはっきりと断り、自分の連絡先は教えないこと。また、勧誘や被害にあった場合は、必ず警察または学生課に報告してください。
大学の職員を装って学生の連絡先を聞いてくるケースについて
大学では、電話やメールによって商品の販売を勧誘することはありません。また緊急時に保証人(保護者など)に電話することはありますが、保証人から学生本人に連絡をとってもらい、本人から折り返し連絡してもらった上で学生本人に直接用件を伝えることにしています。ご家族には、そういう電話があった場合は、「本人から連絡させます」と返答するように伝えてください。また不審な電話がかかってきたときには、相手の名前や所属などをお聞きになった上でいったん電話を切り、折り返し学校に連絡をくださいますよう伝えておいてください。
痴漢やいたずら電話などについて
女子学生に対する痴漢やいたずら電話などの被害が増えています。通学やアルバイト通勤途上など、普段から常に防犯に努めてください。もし被害にあった場合、警察に届け出るとともに学生課にも報告してください。
犯罪に巻き込まれない、友だちを巻き込まない。
大学生になると高校生の時までとは違い、時間的、金銭的な余裕が生まれ、ハメを外したくなります。そんなみなさんをターゲットにさまざまな誘惑が近づいてきます。その結果、悲惨な事故や事件に巻き込まれる恐れがあります。特にネット詐欺や、痴漢、援助交際、DVなどの性犯罪は重大な被害をもたらします。被害にあったかも知れないと気づいたときは警察や大学(学生相談室、ハラスメント相談員、保健室、学生課等)に相談しましょう。
学外者からの呼び出し・問い合わせについて
個人情報保護の観点から、原則的には応じられません。ただし、緊急の場合は除きます。
盗難防止について
最近、キャンパス内で盗難が発生しています。ほんの一瞬目を離した隙(教室にカバンを置いたままトイレに入ったなど)に被害は起こっています。貴重品は放置することなく常に自分自身で管理してください。もし盗難の被害にあった場合、学生課へ届け出てください。
交通事故について
交通事故に遭った場合は、警察へ届けるとともに、学生課へ報告してください。徒歩や自転車での通学途上でケガをした場合、傷害保険の対象になりますので、保健室まで申し出てください。
防犯ベルの貸し出しについて
授業やサークル活動で帰宅時間が遅くなる時、通学路が暗くて心配な学生には防犯ベルを学生課で貸し出していますので、利用してください。
クレジット・学生ローンについて
クレジットカードは、支払いのことも考慮し計画的に使用してください。カードを作るときも、保証人とも相談のうえ慎重に決めてください。また、高利のサラ金や学生ローンなどには絶対に手を出さないでください。
身に覚えのない「利用料金」請求について
郵便・携帯電話・電話などで身に覚えのない利用料金を請求された時は、相手方に対して自分の情報を教えることになりますから、決して連絡をとったりせず無視をしてください。もし請求に関わって裁判所から通知が届いた場合は、名古屋市消費生活センター・愛知県中央県民生活プラザなどで相談してください。
相談窓口
名古屋市消費生活センター TEL:052-222-9671・9674
愛知県消費生活総合センター TEL:052-962-0999
悪徳商法について
学生を狙って、高額な教材や資格取得・英会話学校など、さまざまな手段・方法で勧誘する悪徳商法・高額商法が増えています。軽率に契約すると高額の支払請求がきて学生生活の大きな障害となります。もし勧誘されたときは、曖昧な態度はとらずはっきり断ることです。住所・メールアドレス・電話番号などは絶対に教えないことです。
クーリングオフ制度について「特定商取引に関する法律」(2001年6月1日施行)で指定された商品やサービスについて、購入契約から8日以内に、書面で申込の撤回又は契約の解除通知をすれば無条件で売買を白紙に戻すことができる制度です。契約してしまったからといって諦めずに速やかに手続きを行ってください。また契約してから8日を過ぎても解約できる場合もあります。
飲酒について
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。しかしサークル活動等の打ち上げなど飲酒の機会があると思いますが、厳守してください。20歳以上の学生についても、「イッキ飲み」による急性アルコール中毒など無理な飲酒には十分気をつける必要があります。
不正薬物(大麻・覚せい剤など)について
不正薬物(大麻・覚せい剤・MDMA・コカインなどの麻薬、向精神薬、有機溶剤など)は、その使用だけではなく、所持や栽培・製造行為も重大な犯罪行為であり、法律で厳しく罰せられます。本学でもそのような行為を行った学生があれば、退学を含む厳重な処分を下すことになります。「見つからなければ……」と軽く考えていませんか?もし手を出せば、学生生活はもちろん今後の人生も台無しになってしまいます。
薬物のない学生生活のために
~薬物の危険は意外なほど身近に迫っています~
(文部科学省・厚生労働省・警察庁・内閣府)
知っておいてほしいSNSとの付き合い方
毎日の生活の中で、すでに欠かせない存在となっているLINE、Facebook、Twitter、ブログなどの「SNS」。一方で、個人情報が流出する、犯罪に巻き込まれる危険がある、知らないうちに周囲の人に迷惑をかけるなど、自分がしっかりしていないと人生に大きなダメージを受けるリスクを伴います。次の点に気をつけて、賢い利用者になりましょう。
1.SNS上の情報は、正しいものばかりではありません。
事例:友達が先輩から聞いたという試験内容を、Twitterで回してきました。しかしこの情報は単なる噂で、私はその内容を信じて試験勉強をしませんでした。残念ながら、軽はずみに信用してしまった私は単位が取れず、その友人を一方的に責めることもできませんでした。その友人とは、お互いに気まずい関係になってしまいました。
2.著作権、肖像権など、基本的なルールは守らなくてはいけません。
事例:ゼミの研究で、スマホで撮影した写真をLINEで仲間と共有しました。その中には、保育に関わる研究で子ども達と撮った写真も入っていたのですが、ゼミメンバーの1人が、「子どもが可愛い!」という理由でFacebookに掲載してしまいました。
3.SNS上でいったん発信した情報は、取り消すことができません。
事例:先日、大好きなバンドの事件についてニュースで取り上げていました。ひどい書き方に感情的になってしまい、思わずSNSに投稿しました。しかし、次の日には、そのコメントに私のFacebookの顔写真も一緒に掲載されていたので慌てて削除しましたが、他のSNSに掲載されたものまでは削除することができませんでした。
4.匿名で発言しても、個人を特定することは可能です。
事例:○○社に内定が決まりました。ある日、面接試験の内容や会社に対する思いをTwitterでつぶやいてしまいました。ところが、内定をもらった会社の方からそれが私であることを特定され、会社から連絡があり「軽率な行動はやめてくれ」と厳重に注意されました。幸い内定取り消しまでは至らなかったが、軽率な自分を悔やみました。
5.自分だけでなく、家族や友人にまで被害がおよぶことがあります。
事例:友人関係のトラブルをSNSに書き込みました。もちろん匿名での発言でしたが、なぜか私の名前がばれてしまいました。その情報が、他のSNSに掲載され、本名どころか住所や電話番号まで掲載されてしまいました。さらに、私が通う学校や父さんの勤務先まで問い合わせがあり、多くの人に迷惑を掛けてしまいました。