生涯学習研究センターのあゆみ

I.1999年~2012年の生涯学習センター

桜花学園大学生涯学習研究センターは、「生涯学習等の社会的ニーズに応え、大学が保有する知識・技能を広く社会に開放し、地域社会の教育・文化の向上に資するとともに、もって本学の建学理念の達成に寄与する」ために、本学が発足した翌年度に当たる1999(平成11)年度に開設されました。本センターの設立を考えたのは、高井龍三教授と谷田沢典子教授と伊藤琢教授でした。彼らの活発な活動を支えたのは、豊田市・豊田市教育委員会の後援でした。三者の協力によって、オープンカレッジの諸活動が開始されました。
初代のセンター長は、原口敬明教授が果たすようになりました。原口教授は、1999(平成11)年9月22日、豊田市産業文化センターにて「桜花学園大学生涯学習研究センター開設記念シンポジウム」を行いました。そして、早くも夏期と秋期の「公開講座」を市民の方々に提供できるようにしました。
第2代のセンター長として、2001(平成13)年度からセンターの「新時代への挑戦」・「地域社会との交流」の充実活動を推進したのは谷田沢典子教授でした。この時期に公開講座を行い、地方自治体、高等学校などからの講師派遣依頼に対しても、関係教員を講師として派遣しました。また、豊田市制50周年記念事業の一つとして「国際交流フェスタin豊田2001」を行いました。そして、新しく、2002年後期からは、桜花学園栄キャンパスの竣工(平成14年7月)に伴ない、「土曜市民講座」を開講しました。また、今日でも行っている「国際サロン」の活動が開始されました。
第3代のセンター長として、2003(平成15)年度から、センターの「生涯学習時代への対応」・「広範な地域社会との交流」・「自治体に密着した大学開放」・「国際社会との連携を築く」等の新概念を実現するためにさまざまな活動を推進してきているのは、ブストス・ナサリオ教授です。この時期に、OPEN COLLEGEという名の下にさまざまなテーマに関する①「公開講座」を学習機会として提供され、②「市民講座」の充実が図られた。また、③サロン式の事業(国際サロン・栄連句サロン・豊田連句サロン)そして、④「全国高校付け句コンクール」も充実されてきました。
2010(平成22)年度は、本研究センターには大きな出来事があった年になりました。まず、本センターの活動の中枢であった桜花学園栄キャンパスから離れて、桜花学園本部の「学習センター」(昭和区)に活動は移転しました。そのため、公開講座・栄連句サロン・国際サロンなどの受講生に交通上の不便をかけるようになったのに、多くの方々が御器所・荒畑まで足を運んでくれました。このことによって、本センターの活動が継続することができました。また、新事業としては、平成22年度、本学の保育学部・学芸学部を通して、はじめて「豊明市の大学市民講座」に参加しはじめました。
2012(平成24)年度にも、豊田キャンパスの閉校に伴ない、本研究センターはより大きな挑戦に直面することとなりますが、今後とも、全力を挙げながら、名古屋キャンパス(豊明市)で取り組みたいと思います。

II.生涯学習研究センターの主な事業

本研究センターが1999(平成11)年度から2011(平成23)年度まで実施した主な事業としては、次のようなものが挙げられます。

1. 公開講座
1999(平成11)年度、すなわち、本センターの初年度を飾る秋季講座として、「歴史を彩る女性たち」が企画され、本センターの最初の公開講座になりました。そして、これまで、13年間、大学の位置する豊田市だけでなく、みよし市、名古屋市、豊明市、知立市、安城市、瀬戸市、尾張旭市、春日井市、日進市の方々(受講生)の学習活動を支援してきました。近年、年間延べ400名を超える受講生が豊田キャンパス、本部・学習センター、両会場でさまざまな内容に関する講座を受講しました。講座数は、年間平均10講座でした。
学内教員(非常勤を含む)によって、日本史、世界史、日本文化(書道・漢字成立・文学等)、世界の文化(中国・韓国・フランス等)、世界遺産、観光関連、情報処理、心理学(カウンセリング・こころとからだのコントロール・障害のある子どもたちの理解と支援等)、社会福祉、外国語、健康関係、医療関係、保育関係(保育学部の全教員の企画により)などのさまざまな内容に関する学習機会を提供してきました。
2. 国際サロン
2002(平成14)年11月、桜花学園大学が名古屋市の中心部に栄キャンパスを設置したのを機に、地域貢献や施設の有効利用を目的に、大学生涯学習研究センターを中心に活用を検討しました。公開講座等と並んで、定期的に国際理解講座を開講することとし、それを「国際サロン」と命名しました。内容は、第一時期は、主として中部地区に居住する外国人を講師に、その国・地域の現状を紹介し、その国のコーヒーや茶を提供することにしました。
2004(平成16)年までは、20回この国際サロンを行いました。2005(平成17)年度の第21回からは各回に番号をつけて、実施しました。
第21回:バングラデッシュ、第22回:フィンランド、第23回:ドイツ、第24回:メキシコ・ナショナルデー、第25回:ベトナム、第26回:シンガポール、第27回:クリスマス・パーティ、第28回:韓国、第29回:イタリア、第30回:タンザニア、第31回:ネパール、第32回:スリランカ、第33回:メキシコ・ナショナルデー、第34回:イリノイ州(アメリカ)、第35回:インド、第36回:クリスマス・パーティ、第37回:スコットランド、第38回:ルーマニア、第39回:スペイン、第40回:ワークショップ「世界がもし100人の村だったら」、第41回:中国、第42回:メキシコ・ナショナルデー、第43回:サンクトペテルブルグ(ロシア)、第44回:アイルランドのクリスマス、第45回:ウクライナ、第46回:セルビア、第47回:メキシコ・ナショナルデー、第48回:モスクワ(ロシア)、第49回:クリスマス・パーティ、第50回:インドネシア、第51回:ハワイ州(アメリカ)、第52回:メキシコ・ナショナルデー、第53回:ザンビア、第54回:ニューヨークのクリスマス・パーティ、第55回:ドミニカ共和国、第56回:ボリビア、第57回:メキシコ・ナショナルデー、第58回:コロンビア、第59回:ラテンアメリカ・クリスマス・パーティ、第60回:カナダ、第61回:フランス、第62回:メキシコ・ナショナルデー、第63回:アルゼンチン、第64回:世界のクリスマス・パーティ。
上記のように、「メキシコナショナルデー」というのは、2002年から毎年行われましたため2011(平成23)年には10回目になりました。初年から、駐日メキシコ大使館はこのイベントを「名古屋での正式なメキシコナショナルデー」として毎年大使館のホームページに載せて、必ず大使館の代表を派遣しています。講演をしてくださったのは、当時の文化担当官6回、報道担当官1回、教育協力担当官1回、観光担当官1回、次席大使1回でした。このことによって、他大使館からも協力が得られるようになり、52回からのすべての国際サロンには紹介する国の大使館から代表がその国の紹介をしてくださっています。国際サロンへの参加者は、幼い子どもから、小学生、中学生、高校生、大学生、大学院生、留学生、一般社会人、高齢者までなど、すべての年齢にまたがる方々です。このように、生涯学習の理想(全てのひとびとに学習機会を提供する)を実現しているといっても過言ではありません。
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