情報科学部 ソーシャルデータサイエンス学科 2026年4月開設予定

※<仮称>設置構想中。
記載の内容は変更される場合があります。

社会はデータで
動き出す

近年、期待と関心が集まっているのが、データサイエンス。
データを読み解くことで、社会に今までなかった新たな価値や可能性が生まれます。
桜花学園大学は2026年4月に情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科を開設します。
私たちの社会や生活にあるさまざまな課題を解決するには、
データサイエンスの知識や技術とともに、
社会の構造や動き、そこにいる人の心や体、使用する言葉など、
社会のあらゆる要素に関心をもち、関与していくことが不可欠です。
ソーシャルデータサイエンス学科は、文理を超えた学びを展開し、
幅広い分野で地域・国際社会の課題解決に貢献できる人材を育成します。

※<仮称>設置構想中。記載の内容は変更される場合があります。

学びのキーワード

Keyword

情報処理
ヒューマンインターフェイス
ディープラーニング
プログラミング
心理
ビッグデータ データ分析
AI
サイバーセキュリティ
言語、日本語
webデザイン
DX
スマホアプリ・ゲーム開発
経営
健康
画像・動画
ホワイトハッキング
家庭・高齢者・子供
安全スポーツ
文化・芸術
SNS
IoT
コミュニケーション
多様性インクルージョン

学びの特色

3Points

文系・理系の枠を
超えた学び

データサイエンスが活用される実際の社会には、文系・理系の垣根はありません。本学科の学びも、統計学・情報系から、SDGsなど現代社会を理解する科目まで従来の文理の枠を超えた科目を展開します。

地域社会を変えていく
力を養成

複雑な現代社会を捉える力、データサイエンスのスキルやリサーチ力を総合的に養います。
それにより、地域社会の課題を発見し、解決する力が身につきます。

リアル社会での学びを重視

「PBL実習」など、実際の自治体・企業で社会課題について分析し、解決方法を考える授業を設けています。課題がある、リアル社会で学ぶ機会を重視しています。

文理を超えた
多彩な科目群が充実。
実践力が身につく!

データで学ぶ心理学

ヒトの心を科学する

自分や人がどのように感じ、考え、行動しているかは、私たちが日々の生活を送る上で重要です。こうしたヒトの心や行動を、実験や観察、データの収集分析などを通じて科学的に解明しようとするのが心理学です。産業組織の領域、教育業界など、様々なフィールドに役立つ心理学の知見や研究アプローチを学びます。

データで学ぶ経営学

経営者視点で
データを読み解く

若者の流行や次にヒットする商品のマーケットリサーチをはじめ、店舗ごとの売り上げ、売れ残りも欠品もなくす最適な在庫管理、サスティナブルな観点からの分析など、現代の経営には多様な分野でデータサイエンスの力が求められています。データサイエンスを用いてビジネススキルも身につきます。

データ構造とアルゴリズム

プログラミングの
必須スキルを獲得

プログラミングには、適切なデータ構造とアルゴリズムを選択・使用する能力が不可欠です。この授業では、データを効果的に整理・管理し、効率的に操作するための、基本的なデータ構造と問題を解決するためのアルゴリズムについて学びます。具体的には、配列・リンクリスト・スタック・キュー・ツリー・ヒープ・グラフといったデータ構造、およびそれを操作するための検索・ソート・グラフアルゴリズムなどを学び、プログラムのパフォーマンスを最適化するための技術を身につけます。

メディア情報処理論

最新メディアの
可能性を探る

言語や文字、音響・音声、画像などをコンピュータで表現・処理するための情報処理技術について学びます。授業では、情報処理の最新技術レベルを示し、それを用いた新しい情報システムサービスの可能性を議論します。

ディープラーニング

スマホにも活用される
AI技術

ディープラーニングとは、大量のデータをコンピュータに読み込ませ、データ内に潜むルールやパターンを学習させることで、未知のデータを判断することを可能にするデータ解析技術。人間の脳をモデルにしたニューラルネットワークという仕組みを使って、画像や音声、文章などを認識・解析できます。例えば、自動車が道路標識を読み取ったり、スマートフォンが顔を認識したりする技術は、ディープラーニングで実現されています。授業では実際にコンピューターを使ってテクニックを習得します。

ソフトウェア開発

オリジナルのアプリを
開発しよう

実践的なプログラミング技術を身につけたあとは、様々な場面を想定して、実用的なアプリやツールなどのソフトウェアを開発していきます。

マーケティングデータリサーチ

商品開発の
リアルが学べる

新商品の開発から市場導入、プロモーション展開などマーケティングの一連のプロセスを踏まえ、市場の調査計画やその実施方法、データの入手方法や分析方法(アンケートフォームの作成、統計手法、データ検証など)を学びます。

オペレーションズリサーチ

世の中の困りごとを
科学的に解決

オペレーションズリサーチは、企業や工場の経営など、現実の意思決定の状況で生じる問題をモデル化し、その問題の最適解を得るために用いられる数学的手法。社会の諸問題を解決するための意思決定方法について学びます。ビジネスはもちろん、アルバイトのシフトづくりやスポーツの戦略分析など日常生活でも役立ち、幅広い分野で活用できます。

PBL実習

地域と連携した
学びも充実

学生が主体となり、企業や自治体が抱える実際の課題を題材に、その解決方法の提案などを行う実践型の学びを展開します。PBLを通じて学生とキャンパス周辺の企業などとのつながりを強化し、情報科学の力を使って課題解決ができる、地域に根差した人材の育成をめざします。

※Project-based learning(プロジェクト型学習)

カリキュラム構成

「興味関心×
データサイエンス」を
未来につなげる

Career

DXを進める際の課題

(出典)総務省(2021)
「デジタル・トランスフォーメーションによる
経済へのインパクトに関する調査研究」

進むDX化。
日本中でIT人材が
不足している!

 だからチャンスが
いっぱい 

※デジタル技術でビジネスや生活を変えること。

興味関心から広がる
可能性

取得できる免許・資格

高等学校教諭一種免許状(情報)/情報処理士/上級情報処理士/データサイエンス・AI実務パスポート/上級データサイエンス・AI実務パスポート

めざせる資格検定

MOS検定/ITパスポート/基本情報技術者/CGエンジニア検定/CGクリエイター検定/画像処理エンジニア検定/Webデザイナー検定/マルチメディア検定/データサイエンティスト検定/G検定

めざせる進路

データサイエンスを活用して課題を解決する人材として、様々な業界から求められます。

●一般企業
商社/金融・保険・コンサルティング/情報・通信/卸・小売/建設・不動産/製造、運輸・郵便/ホテル・旅行/フードサービス/製薬/医療・福祉/教育・学習支援
●官公庁
公務員(一般行政・警察官・消防官)/高等学校教諭(情報)
●情報系
専門職
データサイエンティスト/AI技術者/ソフトウェア開発者・エンジニア/プログラマー/システムエンジニア/ソフトウェアエンジニア
●進学・研究
大学院/研究者

よくある質問

①学部・学科について

情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科で学ぶと何ができるようになりますか?

プログラミングやソフトウェア開発などの授業があり、オリジナルのゲームやアプリを作ることができます。また、Excel統計などの授業を通して社会に出てからも役立つデータ処理の方法を身につけることもできます。さらに機械学習やディープラーニングの授業があるので、最新のAI技術を駆使したシステム開発が可能となり、データサイエンティストとしての専門知識も深められます。

情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科は文系の学科ですか?理系の学科ですか?

情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科はデータサイエンスの知見を使って、社会にある様々な課題を解決する力を育てる学科です。データサイエンスの知識や考え方は理系的だと言えますが、社会課題を見つけ考察するためには文系も含めた幅広い知識・関心が必要です。情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科は文系、理系の枠にとらわれない文理融合の学科として、人間社会への有効性・実効性を追求していきます。

②授業について

数学が得意ではありませんが、大丈夫ですか?

高校で数学ⅠA(もしくはII B)までしか学んでいない入学者には入学前課題・入学後のリメディアル教育科目で学ぶ機会を作っています。データサイエンスを学ぶには統計学が必要となりますが、高校までの、「問題を解くだけの数学」とは異なり、基礎となる考え方とそれを使う場面が理解できれば問題を自分で解く必要はなく、コンピュータに任せることが多くなります。高校までの数学の範囲で理解が必要なところも授業の中でどのように役に立つのかを考えながら学び直しますので安心してください。

経済学部や経営学部と迷っていますが…。

経済(経営)学部が就職に有利と言われる理由は「定量的に考える力が身につくから」です。つまり、物事を数値や数量で表す=データサイエンスの力が求められるということです。情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科ではそのような力に加え、広く社会課題に関心を寄せることができたり、デジタル技術が身についたりするので、DX化が進む現代社会において更に求められる人材に成長できます!

自分はスポーツをずっとやってきたのですが、学びに生かせることはありますか?

「身体活動評価法」や「運動とデータ分析」などの、運動やスポーツに関連する授業があります。ご自身の運動経験と学問を結びつけることで、よりスポーツを多角的に捉えて楽しむことができます。

心理学に興味があって他大学の心理学科と迷っているのですが…。

情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科で学ぶ心理学は"社会で使える心理学"です。オシャレやかわいいという感覚がどういうものかを知って商品開発や恋愛に役立てたり、子どもの思考と大人の思考の違いを知って子どもへのアプローチを考えたり。多様性の時代だからこそ、様々なヒトの心を丁寧に捉える心理学の力を身につけ、社会課題を解決するための即戦力をめざします。

言語や日本語とデータサイエンスはどう関連しますか?

言語学や日本語学では、私たちの身の回りにある「ことば」をデータとして捉えます。授業では、「ことば」というデータを科学的に捉えながら、そのルールを解明する力を養います。SNSなどに溢れる「ことば」を対象に様々な側面から社会を分析することもできます。

③就職について

情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科で学ぶと将来どのような人になれますか?

コンピュータを使ってデータを集めたり分析したりする基本的な知識とスキル、課題を見つけるリサーチ能力が身につきます。卒業後の進路は、商社、金融・保険・コンサルティング、情報・通信など一般企業や、一般行政・警察官・消防士・高等学校教諭のような公務員など。またデータサイエンティスト、AI技術者、ソフトウェア開発者、プログラマーなどの情報系専門職も目指せます。IT人材が不足している今だからこそ、様々な業界で求められる人材になることができます。

就職に有利な資格を教えてください。また教員免許はとっておいたほうがいいですか?

例えば国家資格のITパスポートや基本情報技術者は多くの企業から評価されています。また、令和4年度から高校で情報Ⅰの授業が必修科目となり、情報教員の需要が急増しています。情報系の科目が好きで、将来学校の先生になることを少しでも考えているなら、取っておくと将来の進路が広がるはずです。

就職に関する学内のサポートを教えてください。

2年生後期から基礎科目「キャリアデザインⅠ」で、自己分析や企業研究の方法、エントリーシートの書き方など基本的な就職活動の流れを学びます。学生課やCaCoRo(キャリア・カウンセリング・ルーム)でも、進路・就職相談をしたり、面接指導を受けたりすることができますし、学科教員も対応します。